2021年の自選五首を呟く
いっぴきの猫、三匹の犬になり、犬になったらダメだろ猫は
そうだなあと思うよね。
なにもかも無意味されどもずんだもちからくる光溢れんばかり
語感で詠んでるので声に出したときに気持ちいい(当社比)。「ずんだもち」までは鼻にかかる音が多くて重いところから、「から」で転じてア段多めの明るい「光」ある結句に向かう、みたいな感じ。
100日後ワニが死ぬ日に死ぬ人の死も安らかでありますように
もう誰もワニの話してないな。
そうめんよそこでぶくぶくされつつも見よやあたいのあやしいおどり
これも語感っぽい。とくに意味はなさそう。
悲しいか悲しくないかで言えば寿司それも回ってないトゥルー・ラヴ
しかし、回ってない寿司は本当にまだトゥルー・ラブなのだろうか。さながら「回転木馬のデッド・ヒート」のように、回っているフェイク・レースのほうこそが、実は私たちにとっての真にラヴい瞬間なのではないだろうか??(なんのこっちゃ)
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