7月の短歌(2018年)
星祭りしましょう、いいえ、星祭りが何を指すかは分かりませんが。
押すたびに虚無が生まれるボタンです。ワンクリックで虚無が殖えます
夏の日の記憶よ 母星ともどもに銀河の腕に抱かれてねむれ
終わらない夏とかないし汐風は嫌いじゃないし泣いちゃいないし
フィボナッチ数が最後の鍵となり、静かに落ちる線香花火
この歌をあなたが読んでいるということは私は死んだのでしょう
この文は一年前の夏日から未来へとつぶやいたものです
如意棒にゴーヤが絡みついていて雑コラかよと呟いている
練炭は持っていくので、明くる朝、俺と一緒に自殺しましょう
ネコ耳を探しに行くと言い残し父は単身パリに渡った
台風はぼくが南の洋上で「おりゃあ!!!」と言うと発生します
目を閉じて想像しよう シロナガスクジラのうんこが沈むゆくえを
大卒なくせに弱者な俺ですが一緒にポテトいかがでしょうか
カーテンが風を孕んで1/fのゆらぎを象っている
翔ぶセミを分子レベルで粉々にすると噂のムエタイキック
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