条例
短歌条例
リア充になったら爆死してみたいのです。綺麗に死にたいのです。
我々はいわば線香花火です。ばちばち爆ぜるのが使命です。けれどまあ、どうでせう。この現代の時勢は、そんなことは断じて許さずといった具合で、我々に淑やかなるを強要します。火の気など言語道断。我々はかくて死にたるやうに生きます。
人間に必要なるは燐寸《まっち》です。燃焼せんとする度胸です。幸せになるを恐るるべき理由などありません。閃きませう。たっぷりと呼吸しませう。充分な酸素を吸って閃くのです。大輪の牡丹となって鮮やかに不平不満を酸化しませう。
月曜が無事に終わってしかる後、この条例は発効します。
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