1月・2月の短歌(2019年)
コンビニで買う牛丼は人生における孤独の味がしますね
愚かなる人間どもめ……わかりみの奈落の底に沈めてくれる……
うれぴよと君が云うたび生まれ来るひよこのような者でありたい
そりゃあれよバイブスあげてウェイになるみたいな感じじゃね?知らんけど
ぽよよんとのどかな音を鳴らしつつ破滅していく人もあります
ふゆのひのゆうえんちへと降りかかるみぞれみぞれるふゆのひのこと
きみとするえっちの味を考えている舌先に雪は降り来る
ふしだらな日々を下さい ひもすがらあなたとしゃぼん玉するだけの
人生は人生なので人生が人生なのは自明なことだ
ロリコンに春は来ないということの証明として佇む渚
もうだめだぼくはたべっ子どうぶつを死ぬほど食べて安らかに死ぬ
鏡月のボトルの中に海があり僕らのifを見せつけてくる
愛してる たとえば魔女の心臓をにぎり潰せるくらいに強く
おもむろに彼はにゃーんとつぶやくと北北西を指さしました
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